【中国時報】鉄路局、昇進試験で列車運休


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 台湾鉄路局(台鉄)は10月23日、同社の昇進試験開催のため、11月7日から11日まで、190本の列車を運休させると発表した。受験者数が最も多い8日は、108本の列車が運休。6万人の足に影響が出るとみられている。

 台鉄では年功などにより当該職位の最高年俸まで昇給すると、昇進試験を受けなければ、昇給がストップすることになっている。同局は、既に3年間試験を実施しておらず、全社員の3分の1に当たる4300人近くの給与が、調整されないままになっている。
 同社は台湾新幹線開通以来、年間約105億元(約306億円)の赤字と苦しい経営が続いており、今年はさらに109億元(約316億円)まで拡大するとの見方もある。利用者からは、乗務員の調整をして、業務に支障のないように行うべきだと、不満の声が出ている。