【中国時報】公娼、60人に減少 警政署調査


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 警政署(警察庁に相当)が先ごろ行った調査によると、台湾25の政令指定都市や県のうち、公娼館の営業登録があるのは7県市、計13軒。公娼は60人に減少していることが分かった。

近年、政府は公娼を廃止する方向で政策を進めており、外国人によるヤミ売春の影響も減少の原因となっているとみている。
 現在、公娼館の登録があるのは、宜蘭県、台中市、桃園県、台中県、台南県、台東県、澎湖県の7カ所。半分以上が1軒を残すのみだが、台北にほど近い宜蘭県には、現在も4軒と全国最多の公娼館が残っており、5、60代の公娼19人が登録している。
 政府は近年、公娼廃止に向け、営業許可証の譲渡、売買を禁止しており、移転も認めていないため、公娼館は年々減少している。1970年前後には、全国に505軒の公娼館があり、多くの遊興客でにぎわっていた。