【中国時報】台湾新幹線 月6億円赤字


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 交通部(国交省に相当)の毛治国部長(大臣)は17日、台湾高速鉄路(通称、台湾新幹線)の月平均の赤字が2億元(約6億円)と発表。年内に財務修正計画をまとめると同時に、広く投資者を求める方針であることを明らかにした。

 同社の毎月の支出のうち4割が減価償却による支出で、35%が借入金の利子の支払い。同社の主な株主は大陸工程や太平洋電線ケーブルなど5社だが、今後は5社以外からの出資も募っていく。
 記者会見で毛部長は、年内に財務計画の修正が実現すれば来年には現金ベースの収支バランスが回復できると自信を示したが、与党国民党の国会議員からも、増資計画はこれまで何度も提示されながら実現には至っていないと、台湾新幹線を「歴史的お荷物」と否定的に見る声も出ている。