【中国時報】日本路線に熱い注目 台湾航空各社、便獲得に必死


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 日本へのチャーター便に今、台湾航空各社の熱い注目が集まっている。特に、チャイナ・エアラインとエバ・エアーの子会社である華信航空と立栄航空では、獲得の成否は死活問題と、親会社が政府に子会社への枠配分するよう陳情するという、異例の事態にいたっている。
 近年台湾国内では、第2高速の全線開通や東西12本のバイパスの完成で、国内航空の利用者が激減。過去6年で、当初の半分に激減し、航空各社の売り上げに、大きな影響が出ている。
 また、東南アジアや韓国路線は過当競争の影響で、「飛べば飛ぶほど赤字が出る」という状態。日本路線は、香港・マカオに次ぎ、アジアでは数少ない“もうかる”路線となっている。
 今年10月に台湾新幹線が開通すれば、売り上げはさらに3%減少すると見られており、チャーター便枠の獲得競争は、ますます激化すると見られている。