【中国時報】相互通販配送開始へ 中・台合意


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 台湾の中華郵政公司の黄書健副社長は21日、訪中して政府の郵政関係者と協議し、通信販売に伴う商品配送の取り扱いを開始することで合意した。これまで中台間では、普通郵便と書留の取り扱いしかなく、小包や国際エクスプレス便などを送ることはできなかった。

 台湾の交通部(国交省相当)の担当者によると、中台の郵政公司はいずれも巨大な輸送ネットワークを持っており、料金も安い。今後、インターネットなどで注文した商品が中国の辺境地域にも直接届けられることになれば、中小企業の商品市場開拓にも大きなチャンスとなるだろうと語った。
 業務拡大に伴い、中台双方は配送センターの増設も計画しており、台湾では、これまで台北と基隆の2カ所に加え、高雄と金門島、馬祖島にも開設することになった。