【中国時報】新観光名所が大打撃 ケーブルカー故障


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 台北市の新しい観光名所として一時人気を博した猫空のケーブルカーが昨年10月、支柱の土台が倒壊して営業をストップ。台北市の夜景を見ながら中国茶が楽しめると評判だった山頂の茶芸館地区は、売り上げが7割から8割減という大打撃を受けている。

 11月末に提出された、専門家による調査報告によると、支柱の一本が本来地盤の弱い場所に建てられていた上、昨年9月、3つの台風が連続して上陸し、累計で1271ミリという豪雨をもたらしたため、支柱を支えていた地盤が崩落した。
 同報告書は、支柱の移設が唯一の解決策としているが、見通しは立っておらず、来年6月までの復旧は絶望視されている。運行停止で、毎月1500万元の損失が出ており、ずさんな工事を委託した台北市政府当局への批判が高まっている。