【中国時報】中台直航航路が就航 石垣経由廃止でコスト削減


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 馬英九総統は15日、中台直航航路の第1便の出航式典で、華北方面への海上輸送では石垣島をう回する必要がなくなるため、1回の航行で5000ドルから1万ドルのコスト削減が可能となり、時間的にも16時間から27時間短縮されるなど、直航の経済効果は大きいと述べた。

 式典は基隆港で行われ、午前10時、台湾航業海運の「桃園輪」、陽明海運の「宇明輪」、万海航運の「明春輪」、中国華栄海運の「康平輪」のコンテナ船4隻が、上海や太倉、アモイなどに向けて出航した。
 馬総統は「中国との交流を制限し管理体制を強める時代は終わった。台湾は東南アジアの中央に位置しており、特に高雄港は、他の主要港へ最短距離にある」と強調。今後、台湾がアジアのハブ港へと成長することに期待と自信を見せた。