【中国時報】油田開発で協力 中台2社


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 台湾の中国石油公司と中国の中国海洋石油総公司は12月26日、油田開発などに関する協力合意書に調印した。2社は中台それぞれの代表的な石油関連国営企業。今回の合意により、中台の石油関連事業は飛躍的な発展を遂げることが期待されている。

 合意書によると、両者は今後2年間、協力して澎湖島の北方の約9000平方キロの海域を調査するほか、精製事業の委託、原油や石油製品の売買、技術交流や技術者養成など、多方面での協力を行っていく。また、今回の協定でケニアでの油田開発でも協力し、中国側が40%、台湾側が30%の採掘権を獲得した。
 中台間では1996年に石油事業に関する協力協定が結ばれていたが、政権交代による中台の関係悪化で中断していた。台湾の中国石油は2009年中にも試掘作業を完了し、2010年から本格的な供給を開始できるとみている。