【中国時報】福建省、台湾から1000人募集


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 福建省はこのほど、台湾のIT関連企業を退職した人材を、同省のIT産業の発展に活用しようと、大規模な誘致計画を発表した。経験を積んだベテランに、最新の技術を駆使して人材育成に当たってもらおうというもので、台湾の電子工業同業公会など関連産業の団体を通じ募集する。募集人員は1000人を予定している。

 同省では近年、IT産業の発展が目覚ましく、現在60数万人が従事している。特に液晶パネルや通信関連の年間総生産高が700億人民元と突出しており、人材育成が産業の発展に追いついていない状態だ。
 同省ではこのほかにも、海外からソフトやIC設計関連の企業の誘致も計画しており、開業のための準備金の支給、住宅補助、そのほか法的な優遇措置を取ることも計画している。同省では、3年以内に1万人以上のソフト関連人材を確保したいとしている。