【中国時報】屋外での喫煙、対応分かれる 「煙害防止法」で自治体


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 「煙害防止法」が11日に施行され、交通機関やデパート、ホテルなど、室内での喫煙が禁止された。同日午前零時を機に、空港内などにあった喫煙室はすべて閉鎖。屋外での喫煙については各自治体で異なる対応に、当惑を隠せない市民も少なくない。

 台北市のシェラトンホテルでは、150万元(約400万円)を投じ、新たに伝染病の隔離病棟並みの換気施設を整えた喫煙室を設置。台北近郊の大型ショッピングモールでも、愛煙家の顧客を逃がすまいと、同様の喫煙室を2カ所新設した。
 一方、台南市では屋外での喫煙も規制する条例を施行し、バス停での喫煙を禁止したほか、史跡や寺院などでの喫煙も禁止。市内18カ所の公園も、すべて禁煙とするなど、政府より厳しい規制を設けた。同法では違反者に、最高1万元(約2万7000円)の罰金が科せられることになっている。