【中国時報】ブライダル業界、値下げ合戦過熱


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 台湾の風習で来年は、結婚には適さないとされる「孤鸞(こらん)年」。旧正月を過ぎれば客足が大幅に減ることが予想されるため、ブライダル業界では、今月26日の旧正月を前に、大幅な値下げを行うなど、顧客獲得合戦がヒートアップしている。

 台中市のブライダルショップが並ぶ二民路では、本来5万元(約14万円)の衣装や写真撮影などのセット料金を半額以下に値下げする店や「2万元(約6万円)でブライダル写真20枚」など、値下げに躍起。最も安い店では、政府が景気対策に支給した消費券2人分で、結婚式だけでなく、花嫁が結婚後実家にあいさつに行く「帰寧」の際のドレスも提供するなど、値下げ合戦が過熱している。
 中国やインドネシアにも支店を出す業者によると、「孤鸞年」を忌避する風習は世界各地の華僑も同じで、通常30%の減収となるとしている。