【中国時報】スタークルーズ社 台湾政府が警戒感


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 スタークルーズ(本社・マレーシア)が先ごろ、基隆・厦門路線の開設を申請したことを受け、台湾政府は現在検討を進めているが、同社が中国路線を中心とすることには警戒感を示しており、今後も沖縄路線をはじめとする他の国際航路も引き続き運航するよう要請している。

 同社が基隆・厦門間で就航を予定しているのは、1400人乗りの大型クルーズ船スーパースターリブラ。台湾路線としては、過去最大クラスのクルーズ船で、レストラン、プール、ゴルフ練習場、キャバレーなどを備えている。
 同社の基隆を起点とする航路はすでに14年の歴史があり、例年3月から運航を始めているが、厦門路線については台湾政府が、特例であるとして一便ごとの運航申請を要求している上、中国政府の態度がまだ明らかでないため、作業が遅れており、同社では就航は4月から5月になるとみている。