琉球新報社 北京を訪問中の周功■故宮博物院院長は１５日、滞在先の北京飯店で記者会見し、中国の故宮博物院との間で、９つの交流に関する合意に至ったことを発表。また、この交流は、名称や展示、法令などには触れない形で行われることを強調した。
今後両院は、副館長レベルの交流を進め、毎年１回の会合を持つほか、北京の故宮博物院から台湾で行われる「雍正大展」に２９点の文物が貸し出され、人員も派遣して協力すること、若手研究員の相互派遣や出版、商品開発に関する協力を進めていくことなどが合意された。
一方、２０１０年の上海博覧会に出展する台北市の要請を受け、同院が所蔵する「清明上河図」が貸し出されるのではないかという質問には、「絶対にない」と強く否定。出展するのは、同図の一部を拡大したレプリカであることを明らかにした。
※注：■は森の「木」が「金」
