【中国時報】消費券で消費拡大 家電業界「V字回復」


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 経済危機の影響で、ゲーム機や家電製品、携帯電話の需要が世界的に急落する中、台湾では消費券の支給で、国内消費が一気に拡大。特に家電業界の景気は下落から上昇へと大幅に回復している。台北の世界貿易センターで16日まで行われた国際見本市も、多くの入場者でにぎわった。

 開幕式に訪れたソニー・コンピュータエンターテイメントの安田哲彦本部長は、いつもの寡黙さとは打って変わって上機嫌。「昨年の第4・4半期は30%の下落だったが、消費券支給後の今年は、5割の急成長だ」と業績好転をアピールした。同業他社も軒並みマイナスからプラス成長へとV字回復を見せている。
 台湾マイクロソフト関係者によると、同社でも今年に入り、売り上げは3割増。消費券の支給が大きく影響しており、同社でも、売り上げの半数が消費券によるものだとしている。