【中国時報】拘留中の陳前総統 ハンガースト中止


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 汚職などの容疑で拘留されている陳水扁前総統は2月19日から、司法の不正などを訴えて、ハンガーストライキに入っていたが、妻・呉淑珍さんの説得を受け入れてストを中止。一時悪化した健康状態も正常に戻った。
 夫人が面会に訪れたのは、23日午前。2人は、最初無言だったが、前総統が車いすの夫人を気遣って声を掛けたのに対し「わたしが来なかったら、あなたは死んでいたでしょう」と夫人が答えるなど、約40分間対談した。
 陳前総統は4日の絶食で、青ざめた表情。「死をもって抗議する」と繰り返したが、夫人の「法廷で闘うには体力が必要だ」という説得を受け入れ、同日午後には白がゆを口にするなど、食事を取り始めた。現在、脈拍、血圧、体温とも、正常に戻っている。