【中国時報】20%減便と賃金カット 台湾高速鉄道が発表


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 台湾高速鉄道は2月27日、記者会見を開き、大幅な減便と賃金カットを発表した。減便などは2007年の開業以来初めて。利用客の大幅な減少による経営の悪化が原因で、赤字は累計で、539億元(約1500億円)に上っている。

 同社によると、昨年10月から利用客が1日平均延べ9万5000人から8万8000人に減少。経費削減のため、3月16日から、全体の約20%に相当する週126本を減便する。また、経費削減のため、同社理事長は、2月から無給。CEO以下管理職も、10―20%の給与カットとなる。
 一方、大幅な減便による新幹線離れを防ぐため、平日の昼間の便を中心に、割安便や割安チケットも増やす計画で、特に月曜から木曜の便は、指定席チケットの割引率が大幅にアップするため、自由席より安く利用できるようになる。