ミジュン(ヤマトミズン)が、2月の中ごろから南部の各港に定着するようになった。6日、何よりも勉強が好きだという白川小学校3年生の神谷響君と、港川漁港でミジュン釣りを試みた。群れはかなり濃く、まき餌を落とすと海面をざわつかせて乱舞した。
チカ用の細いサビキ仕掛けには20センチほどのミジュンが面白いように食いついてきた。普段はカーエーを狙うという神谷君にも新鮮な釣り味のようだ。
だが、居着いた魚はいずれスレるもの。そういうときにはまき餌カゴを外して仕掛けを群れの後方に投げ、ルアー釣りのように引きずってくるとよい。動くものに食いつかせるとスレ防止にも役立ち、意外に反応が早いこともある。
ミジュンは今月いっぱい楽しめそう。
(取材協力・つりぐのぞうさん)
【各地の釣果】
◎国頭ガラサー3キロ
ノッコミ(魚が産卵期に浅場にくること)のガラサーミーバイ(イシガキダイ)はどこでも釣れる、と話す南釣友会の仲村直さんらは1日、ヤンバル出張の際に竿(さお)を出し52・5センチ、2・98キロを頭に3匹を釣り上げた。
◎ケラマ尾長グレ
2月28日、座間味島の南にある奥武の6番磯に渡った石川淳さんは46・7センチ、1・7キロの尾長グレを釣り上げた。「魚はスレ気味だが時合いには50センチの魚影も数匹浮いた」と話した。
◎恩納タマン70センチ
志良堂清国さんは2月28日、師匠の金城善隆さんに付いて恩納海岸でタマンに初挑戦した。あっけなく62センチの初タマンを上げると、午前3時にはまさかの70センチ超えを果たした。「出来過ぎ」と師匠。
◎エギにマニキュア
2月28日、照屋寛人さんは渡口海岸で1・25キロのアオリイカを釣った。1年ぶりの1キロ超えは「3・5寸のオレンジ色のエギにラメ入りマニキュアを塗って誘惑したのがよかったみたい」。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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