【中国時報】出展で3案検討 上海万博の「台湾館」


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 2010年に開催される上海万博に、台湾からの出展も決まっているが、建設する場所が決まっておらず、「アジア館」の中にするのか否かなど、風聞が錯綜(さくそう)している。中国としては、「ひとつの中国」の原則の下、「アジア館」への設置は絶対ないと明言している。
 すでに出展場所も決まっているのは、台北市の出展で、「国際モデル都市館」に、ワイヤレス・ブロードバンドと資源の再利用の2つをテーマに、3Dなどを駆使した展示を行う。「台湾館」の設置場所について中国側は、「現在、台湾側と交渉中」とコメントしている。
 「台湾館」は、当初中国に進出している台湾企業の発案で設置に向け動きだしたもの。しかし、近年の政治的・経済的環境の激変で、計画の変更を迫られている。現在のところ、台湾政府による出展、台湾企業の出資による出展、中国への委託出展の3案が検討されている。