【中国時報】大卒予定者の学力低下深刻 雲林県で合同企業説明会


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 先ごろ、台湾中部の雲林県で開催された合同企業説明会には、就職氷河期ということもあり、千人超の卒業予定者が集まった。しかし、企業の中には「大卒なのにアルファベットさえちゃんと書けない」と英語力の低さを嘆く声もあり、大学生の学力低下が深刻になっている。

 某外資系企業の関係者によると、同社では基礎数学、英語など4つの筆記試験を実施しているが、今年は英語の成績が悪く、50%の応募者がAからZまでのアルファベットを正確に書くことができず、70%が英語で1から10まで正確につづれなかった。
 今回の説明会には18社が参加し、求人数は158。これに対し、1100人を超える応募者が集まった。筆記試験は振るわなかったが、企業の中からは「この年代の若者にしては熱心で、熱意が感じられた」という声も聞かれた。