毎年3月からゴールデンウイークにかけて、那覇港沖防波堤ではタマンが爆釣りすることで知られる。4日、釣りクラブテトラポッツのメンバーは、釣れ始めたタマンを狙って北の新堤に渡った。
夕方からアオリイカの切り身を餌に仕掛けを投げ込むが、タマンのアタリがなかった。メンバーの1人、小林鮎美さんは餌を仲間が釣り上げたシジャーの切り身に替えた。午前0時、竿(さお)先に取り付けたケミホタルがわずかに揺れた。根に潜られないようリールをゴリ巻きすると、暗闇の海に55センチの影がポッカリと浮かび、今年初のタマンを釣り上げることができた。
港に帰ると北の防波堤に渡った當銘一史さんは4・4キロの大型、釣り仲間の平智之さんも3キロのタマンを釣り上げていた。那覇一文字のタマンは、これからシーズンを迎える。
(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎恩納アオリ2・7キロ
2月の後半から反応が鈍くなっていたアオリイカが復調の兆しをみせている。8日、和田章宏さんは新里留美さんとともに恩納村の漁港でエギングし、2・75キロを取り込んだ。
◎泡瀬沖ガーラは交雑種?
中城湾には25センチ程のガチュンが回遊している。11日、船中400匹もの大漁に沸いた亀川善之輔さんらは、それを餌に泳がせ釣りを試み、93センチ、7・6キロのガーラを釣り上げたのだが、この魚、頭がロウニンアジで背びれから尾にかけてはウマヅラアジにしか見えない。釣り船あさみ丸(電話)090(1947)3088。
◎安良波タチ108センチ
北谷町の安良波海岸では70から100センチ程のタチウオが釣れている。10日は夕方の満潮時、石積みから外間賢吾君が放ったルアーには108センチ、1・2キロのタチウオが乗った。
◎宜名真アーラ33キロ
新垣幸輝さんは8日、宜名真の磯で105センチ、33キロのアーラミーバイを釣った。一昨年の11月から1年4カ月ぶりで、その間サメの10連発に涙をのんでいた。15時、11匹目にして磯の女神はほほ笑んだ。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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