【中国時報】尖閣上陸を計画 台湾政府は態度保留


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 16日に召集された立法院(国会)で、国民党の黄昭順議員が行った「5月に保釣(尖閣保護)運動家が、抗議のため、尖閣上陸を計画しているが、どう対応するのか」という質疑に対し、海巡署(海上保安部に相当)の王進旺署長は、情報は得ていると述べたものの、詳しい対応方法については、発言を保留した。

 黄議員によると、先月の麻生首相による「尖閣諸島は日本の領土である」という発言がきっかけで、保釣運動家の反日感情が再燃。抗議運動を強化するべきだとする機運が高まっており、5月には、アメリカの運動家などとも合流し、尖閣上陸を計画している。
 黄議員の「前回のように巡視艇による護衛は行うのか」という質問や、運動家が上陸した場合の対応などについての質問に王署長は、「平和的方策を原則とする」「既に腹案はある」としながら、具体的な対応については発言を保留した。