15日、通称那覇一文字を舞台にシマノ2009ジャパンカップ磯(グレ)釣り選手権の地区予選が行われ、県内フカセ釣り師の精鋭86人が参加して腕を競った。
大会当日は前日までの雨や強風もなく、まずまずの釣り日和となった。だが魚の活性は低く、各選手は悪戦苦闘の末に対象魚のグレも釣れずじまい。順位はそのほかの釣果で決定されることになった。
出場選手の1割ほどしか検量がないという厳しい結果の中、並み居るベテラン選手を圧倒して栄冠を手に入れた美東中学2年の宮城亮作君の活躍が目を引いた。宮城君が渡ったのは北の防波堤、前半のポイントでは潮の流れが速く全く釣れなかった。後半のポイントも潮の流れが速かったが、終了1時間前の正午ごろになって、ようやく潮が緩くなってきた。
そこで仕掛けを全遊動から沈ませ釣りに切り替えて底近くを探ると、トカジャーがヒット。その後もイスズミやイラブチャーを次々と釣り上げ優勝を決めた。宮城君は自他共に認める釣り大好き少年で、今後が楽しみな釣り師がまた1人誕生した。(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎那覇沖堤マクブ9キロ
神里英明さんは他魚には目もくれず通年イシガキダイを狙う。15日は那覇沖の南堤防でウニ餌を仕掛け、80・2センチ、9・62キロのマクブ(シロクラベラ)を釣り上げた。
◎宜野湾漁港イカの見釣り
17日、テトラでエギングする照屋雅人さんが不釣で帰宅準備を始めると、目の前を大きなイカがゆらゆらと、徘徊(はいかい)した。照屋さんは銀色のエギを進行方向に投入し5投目に抱きつかせた。
◎屋我地チンシラー連発
上原竜男さんは16、17の両日、連続して大型チンシラーを釣り上げた。初日は1投目、2日目の実釣も2時間足らず。先に来てマキエを効かせた釣友からは「帰れ」コールの嵐。「時合に合わせて竿(さお)を出すのがキモ」と本人は涼しい顔。ハリスはともに1・5号。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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