【中国時報】「読経の声」や「笑い声」も登場 携帯着メロ


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 携帯電話の着信音を提供する業界は、近年ますます激戦化の傾向を示している。提供する着信音も多様化しており、音楽のほか、「笑い声」や「怒鳴り声」、「読経の声」まで、面白い着メロも登場している。

 着メロを提供している業者によると、着信音の多様化は、着信音で個性を演出したいユーザーが増えたことに応えたもの。音楽でも選曲にこだわる傾向がある。大爆笑する声や怒鳴り声、比較的ポピュラーなお経「大悲呪」などのユニークな着信音も注目を集めている。
 有料で携帯サイトからダウンロードする着メロは、一カ月三十元(約百円)のレンタル制だ。現在台湾の平均携帯電話所有台数は、一人二台。延べ五百万台に着メロを提供すれば、年間十八億元(約六十億円)の売り上げとなる。巨大市場に成長した着メロ市場の競争は、今後ますます激化していきそうだ。