【中国時報】台湾・中国間の定期便を計画 高速フェリーで3時間半


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 中国の海運会社が、台湾・中国間を結ぶ高速フェリー便の運航を計画している。すでに中台双方の政府機関関係者も現地入りして調査を進めており、近い将来、台湾ナンバーの車が中国大陸を走ることも夢ではなくなった。

 同社の計画では、台湾海峡の荒波にも強い、全長120メートルの双胴高速フェリーを投入。世界最高となる時速42ノットで、台中と厦門間を3時間半で結ぶ。搭乗人数は、1200人。車両300台の搭載が可能だ。
 近年、コンテナ船の往来は盛んになり、中台間の海上の物流は改善されたものの、客船の数はまだわずか。定期客船の就航が望まれていた。台湾ナンバーの車の中国での走行について、中国側は可能だとしているが、台湾側の調査では、中台では交通に関する法令も異なるため、まずは指定地域での試行となるだろうとしている。