伊江堆の深場流し


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 船から大物を狙うことが多いオーパFCのメンバーが毎年楽しみにしているのが春先の伊是名堆での泳がせ釣り。10~20キロのカンパチがアベレージサイズで、時には50キロオーバーも釣れるのが魅力となっている。

 21日、出航はできたが海は予報と違って荒れたため、伊是名堆を断念して伊江堆へのポイント変更を余儀なくされた。水深は100~200メートル。マグロのハラゴとイカの短冊の抱き合わせを餌に胴付仕掛けで流すと、1~3キロほどのアカミーバイやシルイユー、カッポレ(アジの仲間)といった高級魚が退屈しない程度に釣れた。
 そして崎浜秀智さんにはこの日最大となる4キロ近いアカジンもきた。大物釣りのメンバーではあったが、紅白の高級魚の引きを十分に楽しむことができた。釣り船・彩香II(電話)090(5083)3706。(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎珍事、安謝港にマジク
 釣りを初めて1年ぐらいという新垣順也さんは23日、安謝港でタマンが来たらいいなとイカの切り身を放り込んだ。午後7時、まさかのヒットは51センチ、2・27キロのヨナバルマジク(タイワンダイ)であった。
◎西崎港の五目釣り
 西崎漁港は通年ターゲットに困らない。3月下旬現在、チヌやイカが活性するほか、タマンやカーエーも本格始動した。面白いところでコチ、ヒラメがオキアミの餌で釣れる。22日は金城正来君らが勉強の息抜きに竿(さお)を出し、40センチのチヌなどをゲットした。
◎ケラマの磯事情
 好天時はケラマの磯が良い。27日は産卵を控えた4種類の大型グルクンに45センチ級のグレ、キビナゴを流せば回遊魚やタマンが浮いた。21日は仲村直さんが4・2キロのガラサーミーバイを揚げほか、20キロのウツボも顔を出した。
◎那覇沖堤にクブシミ寄る
 タマン好釣の那覇沖堤にイカ類が寄っている。連日イカを追う釣りクラブ、スクィッド・ジャンキーズの面々は28日、1~2キロ級のクブシミをサムライというエコエギに乗せまくった。
 取材のリクエストや要望をお寄せください。釣りリポート、釣果写真も募集しています。
 (新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

23日、安謝港で51センチのヨナバルマジクを釣った新垣順也さん
21日、ケラマでガラサーほか、フカセでも大漁した仲村直さん(右)と大城健一さん
28日、那覇沖堤で連日クブシミを乗せた(右から)原国さん、上原さん、金城さん
22日、40センチ級のチヌを持つ金城正来君と西崎中学1年の愉快な釣り仲間たち
21日、伊江堆でカッポレとアカミーバイをダブルで釣った知念克治さん
22日、今帰仁で2・25キロのアオリイカを釣った宮城一昭さんと子供たち