【中国時報】企業の大陸移転、社交界は閑古鳥 第2の都市・高雄


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 台湾第2の都市・高雄では、ビジネスマンを対象とする高級会員制クラブの閉店が相次いでいる。企業の中国大陸などへの流出が大きな原因と見られており、入会金の値下げや短期会員の募集などで生き残りを図るクラブも出ている。
 閉店したのは、環球経貿聯誼会、宏総主席、長谷太璞などの有名クラブ。経営を続けているのは、金典クラブと漢来クラブで、いずれも高級ホテル内のクラブに限られている。
 入会金と保証金の合計が約100万円というのが、これまで高級会員制クラブの相場だったが、入会希望者の激減とサウナ、プールなどの施設利用客が減少したため、漢来クラブでは、1年間6万元(約20万円)という安価なプランを開設。金典クラブでも、1年間3万元(約10万円)で正会員と同じ設備が使用でき、上流社会の雰囲気が味わえる、お得な会員券の販売を始めている。