初心者も数釣れるカゴサビキ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 釣り入門の季節!カップルに人気、防波堤からの『カゴサビキ釣り』
 春に生まれ10センチぐらいに成長したミジュン、ガチュン、グルクマなどは大きな魚から身を守るため、群れとなって安全な漁港内に入ってくる。成長期の魚は食欲が旺盛、群れさえ見つければ初心者でも数釣りができる。
 「カゴ釣り」とはマキエカゴを使ったウキ釣り、魚が小さい時はカゴの下にハリス1号前後のサビキ仕掛けを付ける。(より大きな魚を釣るときは3本バリや糸を太くして1本バリでタマンを釣る方法もある)
『カゴ釣りの長所』
 潮など条件に関係なく、長時間数多く釣れるので退屈しない。釣り場が安全な防波堤であることなど。
『釣り方のコツ』
 良く釣れている人とウキ下の深さを同じに。ハリスは細い方がよく釣れる。
『釣り場』
 宜名真漁港、安田漁港、那覇一文字など水深10メートル前前後の深い所で釣れるグルクン。前週末の宜名真漁港ではグルクンを食べにカマサー(カマス)が回遊してきたので午前中は食いが悪かったが、カマサーが姿を消した午前11時ごろから入れ食いした。
 多い人は午後3時までに20リットルクーラー7分目ぐらい、20人ぐらいいた釣り人も全員釣れていた。ここは釣果安定度ナンバーワン、カップルに大人気の釣り場。人が多いときは安田漁港(先端)へ。ほかにも那覇一文字の新堤、北、赤灯台など。
『ミジュン』
 大きな群れは、南部の港川漁港、前週釣れていた新宜野湾漁港はガチュンと入れ替わった。小さな群れは各地の漁港。
『ガチュン』
 新宜野湾漁港や名護漁港など西海岸で釣れだした。
『当日の釣れる場所を知る方法』
 亜熱帯フィッシングは天候と同じように変化が激しいのが特徴。新聞の釣れている、釣れそうな場所の記事を参考に釣り場近くの釣具店で今日は仕掛けやエサが売れているかどうかを尋ねる。また釣り場に人が集まっているかどうかを自分で確認する。

『各地の釣果』
 ○照屋江利子さん、4日、慶留間島の磯釣りでイスズミ、イシミーバイなどフカセ釣りの釣果。(マンモス曙)
 ○久高友寿さん、5月30日本部一文字のフカセ釣りでトカジャー、ヒレーカーなど約20キロの大釣り。同行者も15キロの釣果。(マンモス小禄)
 ○マイボートからルアーで父さんがタマンを釣った。浜比嘉の漁港から4日、名城秀樹さんの釣果。(シーランド南風原)
 ○本部塩川で5月31日、64・5センチのタマンを釣った仲村茂樹さん。(もとぶつりぐ)
 ○瀬良垣で2日、ルアーで21キロのガーラをゲットした嘉陽宗行さん。(マンモス曙)
《トピック》
 ○本部イカダでは3日、一人で小型タマン、ガーラ、イラブチャーなど30匹大釣りした人もいる。(本部イカダ)
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)カップルに人気ナンバーワンの宜名真漁港の防波堤
(2)おじさんも彼も磯釣りが好きだという照屋さんの釣果
(3)本部一文字のフカセ釣りで20キロ釣ったチームちゃりんこの久高さん
(4)父さんがルアーで釣ったタマン、名城ゆきのちゃん(左)としき君(右)
(5)塩川砕石港で釣ったタマンと仲村さん
(6)恩納村瀬良垣で114センチ、21キロのガーラをルアーでゲットした嘉陽さん