先日、俳優のジャッキー・チェンさんが海南島で行った「台湾や香港は、自由過ぎるから乱れている。中国人は管理する必要がある」という発言に関し、中国時報が台湾で世論調査を行ったところ、「同感だ」という回答が、ほぼ半数に達していることが分かった。
このアンケートでは、「共感できる」という答えが最も多く、49%。次いで「でたらめだと思う」が31%だった。「個人の言論の自由だ」と答えた数は、21%と低かった。行き過ぎた民主主義社会と指摘されている割には、言論の自由がそれほど重視されていないという、皮肉な結果となった。
ジャッキーさんは以前、台湾の総統選挙を「とんでもないお笑い種」と批判し、反感を呼んだこともあった。台北市は現在、チェンさんを近く開催される聾唖者オリンピックのイメージキャラクターに選んでいる。