【中国時報】八田与一氏の記念公園建設 馬英九総統が方針示す


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 嘉南農田水利会は8日、日本植民地時代、台湾の水利事業に大きく貢献した日本人技師・八田与一氏の追悼式典を行った。参列した馬英九総統は、八田氏が建設したダムに記念公園を建設すると発表。新観光ポイントにしたいと述べた。

 馬総統は、「1972年に日台の国交は断絶したが、依然強い絆(きずな)で結ばれており、特別なパートナーである」と強調。6月からスタートするワーキングホリデー制度についても触れ、訪台する日本人青年をダムの観光ガイドとして雇用したいともしている。
 追悼式は氏の死後67年間、毎年同地で行われ、ことしも遺族ら100人余の日本人が参列した。すでに銅像や記念館はあるが、さらに八田氏の住宅を修復して保存することも決まっており、記念館では史料をさらに充実させ、氏の偉業を後世に伝える方針だ。