【中国時報】独立派高雄市長 初の中国訪問


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 高雄市の陳菊市長は、今月21日から24日まで、北京と上海を訪問し、今年7月に高雄で開催される「ワールド・ゲームズ2009高雄大会」の開催に向けて、中国のオリンピック委員会と協議を行った。陳市長の訪中は初めてで、これまで訪中した民進党幹部では、最高職位。

 高雄市では今年、7月16日から26日まで、第2のオリンピックとも称されるワールド・ゲームズを開催する。中国からは100人が出場することになっているが、中国側は選手の処遇や安全を危ぐしていた。陳市長は、中国側に対し、オリンピックに順ずる安全措置の保障を約束した。
 今回の訪中は、中国政府の歓迎ムードの中でスタート。入国の際も入国審査を免除されるなど、貴賓待遇で迎えられた。民進党の蔡英文党首は、今回の訪中を評価しているが、党内には、台湾独立を否定するものだと非難する声もある。