【中国時報】ヒラリー氏に馬氏自己紹介 英語で「台湾総統です」


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 南米を訪問中の馬英九総統は1日、エルサルバドルのサカ前大統領主催の晩餐会で、同じテーブルに着いたヒラリー米国務長官と歓談した際、英語で「台湾総統です」と自己紹介し、中台関係などについて、意見交換を行った。台湾総統が米高官と接触したのは、約5年ぶり。

 席上、まずヒラリー国務長官が馬総統夫妻に声を掛けて握手。馬総統は自己紹介し、米国の中台関係への尽力に感謝すると同時に、中台の平和的関係を維持したい意向を伝えた。
 ヒラリー国務長官は「ぜひそうしてほしい」と答えた。
 1979年の米台国交断絶以来、総統が米高官と直接接触したことは少なく、2003年11月に、陳水扁総統が当時のパウエル国務長官と会談して以来、約5年ぶり。
 前回は中国政府が不快感を示したため、米政府は直後に正式な会談はなかったと否定している。