ガーラ各地でヒット中


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 日照りが続き水温が上昇したり、雨が多く水温が下がっても食いが止まる。よく釣れる釣れないは、わずか2度ぐらいの水温の差である。平年の2倍の雨量で海水温も平年よりやや低い(5日、那覇近海は24~26度)。
 予報通り16、17日に太陽が顔を見せれば週末は爆釣れするかも?

「好調ガーラ、餌の生きエビ売り切れ中」
 雨で海水の透明度が低下、ミジュンやガチュンなど小魚の動き活発。小魚を追っ掛けて3キロ前後のガーラ各地の漁港でヒット中。釣ったミジュンを餌にする人、ルアーをキャストする人、食いは生きエビがベストのようだ。

「本部新港南端で63・7センチのカツオにカンパチ」
 7日、渡口尋大さん、仕掛けは8号の中通しオモリの下にステンカゴ、長短2本の4号ハリスでマキエカゴ打ち込み釣りでイラブチャーなどを釣っているが、この日は3?4匹のカツオの群れが見えたので垂らし釣りでゲットした。2日前にも同じパターンで45センチのカンパチを2匹釣っている。梅雨時季はトカキン、ガーラなどの回遊が多くなる。(もとぶつりぐ)

「水温が下がると漁港内の大型コチ動く」
 フィッシュイーターのコチはミジュンや生きエビ、小魚が好物。ガーラ狙いの打ち込み釣りやルアーにも反応する。

「泡瀬一文字旧堤の浅場を狙って66・5センチのタマンなど5匹」
 20年以上も釣りをしていると言う目島興栄さん、一文字は庭のようなもの。ノーマークの旧堤南端の浅場で道糸、ハリス18号、白イカの餌の打ち込みでの釣果。時合いは潮止まりから動きだす時、餌取りが動きだすとタマンの前ぶれ。6月中旬からはガーラも回遊する、海鳥が騒ぐとガーラ。サオは3本出すが同じサオにアタリが集中することが多いとはさすがタマン釣りの職人さん。(熱田つりぐ)

「南部東海岸、狙った通りタマン67・3センチ」
 12日午前4時、那覇市の小橋川善さん、南部のタマンポイントを開拓しようと以前に海と釣りに紹介された不便な穴場で釣った。(シーランド南風原)

「熱田漁港、生きエビの餌のウキ釣りでガーラ」
 7日、比嘉英夫さんは孫の儀間遥人君を連れて防波堤先端部の水路を狙ったウキ釣りでの釣果。ルアーで狙っていた人も数人いた。釣れているのか防波堤中央部に釣り人が集まっていた。(熱田つりぐ)

「予想外の釣果、15キロのガーラ」
 チービシ沖でグルクンを釣り、海盛丸の船内で刺し身作り、ワタを海に投げ込んだら大きなガーラが現れたので即席仕掛けで釣り上げたと言う浦添市の名嘉繁さん。(シーランド那覇)

☆さかなクンの魚・魚まつり釣り大会に150人が参加☆
 11日小雨の中、沖縄こどもの国で実施されたファミリーの釣り大会。表彰式にはタレントのさかなクンからサイン入り色紙やおさかな教室、釣りの本などがプレゼントされ、参加した家族は大喜びだった。数釣り賞1位はテラピア28匹を釣った小野しょうたろう君、大物賞は36センチのテラピアを釣った普天間小1年生の楠本すかい君だった。
 祭りの金魚すくいをスケールアップしたような手軽に楽しめるボーズなしの手ぶらでOK。一人200円と超割安な池の釣り、一度のぞいてみてはどうですか。毎週土・日曜日、第4日曜日は釣り大会で300円。(入園料別)問い合わせは沖縄こどもの国098(933)4190。
 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii?okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)本部港で63.7センチ、3.85キロのスマガツオを釣った渡口さん
(2)さすがタマン釣り職人技、目島さん
(3)南部の穴場を狙ってタマンを釣った小橋川さん
(4)ガーラを釣った比嘉さんと孫
(5)これはもうけ物、15キロのガーラを釣った名嘉さん(左)と上地船長
(6)タレントのさかなクンからプレゼント(沖縄こどもの国動物センター会場)
(7)沖縄こどもの国の池で行われた釣り大会