大型カーエー再び


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 一時期食いが落ちた西崎一文字のカーエーが、再び釣れ出したとの情報が入った。48センチオーバーも釣れたというので、早速9日に釣りクラブ「海歩」のメンバーと糸満市西崎の沖堤防、通称ジャンプ台南横堤防に渡った。

 午後10時40分、川武達徳さんが最初の1匹を釣り上げた。洲鎌明才さんは午前1時19分と同5時2分に40センチオーバーを釣り上げた。玉城正一さんは午前1時29分に40センチ弱を、同2時31分にこの日最大の45・3センチのカーエーを釣り上げ、西崎一文字のカーエーの好調さを証明してみせた。
 その後の情報では、アタリは少なくなったが48センチのカーエーが2匹上がったとのことなので、カーエーファンには見逃せない。常連によると「練り餌よりオキアミの反応が良く、食い上げアタリの場合が多い」とのこと。海底にはロープが張られているので、初めての場合は、暗くなる前にロープの位置を確認しておくことも忘れずに。(問い合わせ・つりぐのぞうさん(電話)098・995・3117)(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎船酔いもキハダ31キロ
 最大魚や唯一の釣果がその日の1投目に来ることはよくある。17日、釣り船KYOEIIIIの内根原船長がケラマ南の中層パヤオへ案内したのは観光のアングラー。行きしなから全員が船酔いし、船長のモチベーションは地べたを張るほど低調になる。しかし1投目、立つこともままならない釣り人が仕掛けたキビナゴがまさかの大ヒットを呼び込んだ。ハリスは14号、無理はできない。船長は逃げる魚を追って船を操るが、時折嘔吐(おうと)する釣り人の竿(さお)を預からなくてはならなかった。1時間が過ぎ、2時間が過ぎた。3時間が過ぎた時、魚が円を描いて浮いてきた。生涯に忘れ得ぬ31キロのキハダであった。(釣り船・KYOEIIII(電話)090・3792・7739)
◎伊平屋タマン
 ポイントの選定は「沖への水路を確認したら海に潜って餌となるシガヤーダコの気配をみる」と話す喜屋武智己さんは21日、白川淳二さんと伊平屋の西海岸で65センチ、3・66キロのタマンを頭に狙い通りの釣果をあげた。
◎ケラマ22キロガーラ
 20日、ケラマの儀志布に渡った久高友寿さんは、5号竿にオヤビッチャの泳がせを仕掛けた。イメージでは5キロくらいのミーバイか。しかし22キロのガーラ(ロウニンアジ)がヒットし、40分をかけて取り込んだ。
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 (新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

まずまずの釣果に満足する(左から)玉城正一さん、川武達徳さん、宮里一也さん、洲鎌明才さん
17日、3時間のバトルを制し31キロのキハダを釣った小笠原大輔さん(左)
21日、伊平屋でタマン釣りを楽しんだ白川さん(右)と喜屋武さん(左)、息子の翔太君
20日、ケラマで121センチ、22キロのガーラを5号竿であげた久高友寿さん
14日、チービシ沖のディープエギングで3キロのアカアオリを浮かせた上原寛さん
14日、西崎一文字で41.5センチ、1.35の尾長グレを釣った島袋佳太さん