【中国時報】日本政府、通訳ガイド試験実施へ


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 日本政府が実施する「通訳案内士試験」が今年から、台湾でも実施されることになった。政府の通訳案内業法の一部改正によるもので、台湾のほか、北京、ソウル、香港でも実施される。
 この試験は、日本国内で報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする資格を得るための国家試験。一次試験である日本の地理、歴史、産業、経済、政治、文化および一般常識に関する筆記試験は、9月3日に台湾大学で実施される。二次試験は、日本で行われる。
 試験の海外での実施は、近年のアジアからの観光客増加により、中国語や韓国語のガイドの需要が高まったことがその一因。ガイドの質の向上も目指している。来年からは、無資格者がツアーに同行し、日本国内でガイド行為を行うと、10万円から50万円の罰金が科せられることになる。