【中国時報】運転手養成間に合わず 台湾新幹線


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 台湾高速鉄道(通称、台湾新幹線)の運転手の運転免許取得に関する法律が9日、交通部(国交省)を通過した。しかし、試験の実施方法などについては、いまだめどが立っていないため、10月の開通以降の運転はしばらく、海外の高速鉄道で運転経験のある外国人運転手に委ねられることが決定的になった。
 台湾新幹線を運転するのは、欧州の高速鉄道や日本の新幹線の運転経験者で、欧州の運転手に関しては、機器の操作方法が異なるが、台湾で再度講習を受ければ、新たに資格を取得する必要ないとしている。
 台湾ではこれまで、軌道交通の運転手は、台湾鉄道などそれぞれの会社が独自に養成してきた。台湾新幹線は、初めて国が認定する運転資格となる。日本側の支援を得てはいるが、国内に専門家が少ないため、国では制度の構築に苦慮している。