グルクンの季節到来


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 28日、釣りクラブオーパのメンバーは、北谷町浜川漁港からFUJIN号(荻堂竜治船長)に乗船し粟国島沖へグルクン釣りに出掛けた。ポイントに着いて仕掛けを入れてみると、この日のグルクンはやや食い渋り、ポツポツとしか釣れない。昼前になると、ウクーグルクン(クマササハナムロ)やカブクワーグルクン(タカサゴ)に交じって、アカジューグルクン(ウメイロモドキ)やヒラーグルクン(ササムロ)が連発して釣れるようになった。

 グルクン船では多魚種を狙うことができる。午後0時30分に崎浜秀智さんに3キロほどのミーバイが釣れ、フカセ釣りでは午後1時前に仲程康成さんに7キロのキハダが釣れた。その後もイソマグロや良型のツムブリがヒットし、船長はタモを持って大忙しだ。多くの釣り人が楽しむグルクン釣り、これから最盛期を迎える。(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
 ◎5歳で初チヌ30センチ
 チヌ一筋に20年釣りをする大久保武雄さんは、子供たちが小さなうちから釣りを教え込んでいる。長男の駿矢君は3歳から釣りを始め、現在5歳で1号竿(さお)を操りウキ釣りを楽しむ。21日、西崎漁港で30・5センチの初チヌをゲットし、念願の新聞デビューとなった。
 ◎リーフフィッシング
 大潮の干潮時はリーフフィッシングが楽しめる。23日、宮城良充さんと喜久川秀樹さんは名護市のリーフでキビナゴを流し、40センチのクチナジや50センチのウムナガーを釣った。
 ◎チービシのかかり釣り
 チービシ沖でグルクンが釣れている。フカセ竿を出せば回遊魚のヒットも多い。22日、マンモス丸のツアーに参加した平田雅人さんは4・9キロのツムブリや4・3キロのガーラ、カツオなどをゲットした。「丁寧に教えてくれた知念船長に感謝です」。マンモス丸(電話)098(867)0001。
 ◎沖釣り大会参加者募集
 「2009年沖釣り大会うるまin石川」が7月19日に開催される。発着は石川漁港。参加料は1チーム8人で7万2千円。定員は15チーム。申し込み問い合わせは、うるま市商工会与勝支所(電話)098(978)3168。
 ◎はごろも沖釣りは延期
 28日に予定していた宜野湾市観光振興協会主催の「第12回はごろもカップ沖釣り大会」は9月13日に延期となった。事務局(電話)098(897)2764。
 (新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

28日、粟国沖で7キロのキハダを釣った仲程康成さん
21日、西崎漁港で初チヌを手にした大久保駿矢君と妹の花澄ちゃん、弟の一騎君
23日、リーフフィッシングでクチナジなどを釣った宮城良充さんと喜久川秀樹さん
22日、チービシ沖で4・9キロのツムブリを釣ったカットハウスビオスの平田雅人さん
21日、仲地宗善さんは北部で117センチ、22キロのガーラを釣り上げた
28日、浜漁港で1メートル、1・18キロのタチウオを釣った平敷五十六さん