【中国時報】「中華の達人」ロボット開発 高雄の樹徳科技大


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 高雄の樹徳科技大学では、このほどレシピをPDFでインプットすると中華料理を作るロボットを開発した。現在のところ、できるメニューはトマトとタマゴの炒(いた)めものと「宮保鶏丁(鶏肉とナッツのピリ辛炒め)」、「葱爆牛肉(牛肉とネギの強火炒め)」の3種類。

 開発したのは、同学コンピューター・通信学科の陳智勇助理教授(准教授)と6人の男子学生。研究が忙しく、毎日スーパーの惣菜ばかり食べることに飽き、「お袋の味を作ってくれるロボットを作ろう」と制作を始めた。ロボットのために開発したRFID(無線個体識別システム)は特許を取得している。
 現在のところ、食材の下ごしらえや鍋に入れる作業などは自動化されていない。今後、RFIDの技術を生かし、食材の購入から運搬、下ごしらえまでできるロボットの開発を目指している。