【中国時報】志願兵給料1割増 景気回復後の応募難に備え


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 台湾政府国防部(省)は、1日から募集する志願兵の基本給を約1割アップして、3万元(約8万6千円)とすることが分かった。今後、景気が回復して募集が難しくなる状況に備えるための措置で、将来的には、3万5千元(約10万円)にする予定だ。

 6月に発表された計画によると、現在在役している義務役兵が退役する4年後までに、段階的に志願兵を増やしていく。今年は、1万7千人を募集する予定だが、すでに2回行われた募集では、定員を上回る応募があり、定員の枠を越えて採用。来年は、2万5千人募集することにしている。
 景気が後退する中、軍では給与が保障されているため、今年の希望者は多いが、今後景気が回復すれば、募集に支障を来す可能性もあると軍では危ぐしており、兵舎を大部屋からエアコン付きの4人部屋にするなど、待遇の改善を進めている。