「臓器移植条例」の一部を改正する草案が7月23日、行政院の閣議を通過し、健康保険カードに、本人の臓器提供の意思を明記することになった。臓器の移植や売買に関する罰則も強化された。
これまでにも、臓器提供に同意していることを表す臓器提供カードがあったが、普及が不十分なため、意思確認に手間取り、移植のタイミングを逃すことが少なくなかった。健康保険カードに明記することで、医療関係者がより早い段階で移植の可否を判断できるようになる。
また修正案では、臓器の摘出・移植に関する規制も強化され、死亡宣告を行った医師が、患者の臓器摘出・移植を行うことを厳しく禁止。違反した場合、これまでの倍以上に相当する20万元(約58万円)以上、100万元(約290万円)以下の罰金が科されることになった。
【中国時報】臓器提供意思カード明記へ 移植や売買罰則も強化
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琉球新報社
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