石垣島の釣りクラブ「フィードマン」の協力で、7月23日から2泊3日で石垣島へ取材に出掛けた。滞在中はムネアカクチビの県記録を持つ下里肇さんの呼び掛けで、大物が釣れたら連絡が入るように段取りすると、早速情報が入った。以下は釣り上げた上原大志さんからの聞き取りである。
23日、上原大志さんは1人で伊野田漁港にタマン釣りに出掛けた。午後5時前に島ダコの足を餌に遠投してアタリを待った。小物が餌をかじるような細かいアタリはあるものの、本命のアタリはない。午後7時前、ツンツンと竿(さお)が揺れたかと思ったら海面に突き刺さるようなアタリがきた。すぐに竿を取って大きくアワセを入れると、ものすごい力でラインを20メートルほど引きずり出して沖へと逃げた。
大物の重量感を感じながらもリールをゴリ巻きすると、ジワリ、ジワリと寄ってくる。ところが、最後の30メートルぐらいまで寄せた所で再び沖に向かって走りだした。強烈な引きで竿がのされる。体勢を整えるために少しドラグを緩め、竿を立てるとジリジリと寄ってきた。足元まで寄せた所で近くにいた人に竿を持ってもらい、自らタモを入れた。それは今までに見たことのない8・1キロ、76センチの大きなマクブであった。
(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎中部でガーラ連発
リールの糸300メートルをすべて吐き出されて、火がついたという宮城次男さんは、7月の終わり、1日置きに大ガーラを食わせた。24日と26日は屋慶名海峡で25キロと17・5キロを、28日には伊計島のサーフで20・5キロと止まらない。
◎辺野古アカジン55センチ
7月28日、父親と辺野古沖のボートフィッシングに出た島袋陸海君は55センチ、2・22キロのアカジンをジグに乗せた。部活にいそしむ中学1年生の陸海君にとって久々の釣りで2匹目のアカジン。「今回が引きも強く味もおいしかった」と話した。
◎深海よりアカマチ10キロ
年間45回も沖釣りに出る多宇剛さんが7月26日、アカマチの自己ベストを更新した。120センチ、10キロ。「5キロ超を30匹は釣ったが10キロの大台は初めて」と喜んだ。釣り船・アリサ(電話)090(8290)4638
◎沖釣り大会結果報告
7月19日、読谷村都屋漁港を会場に『第11回読谷釣愛好会沖釣大会』が120人が参加して行われた。重量の部の優勝は、98キロ余りを釣ったチーム居酒屋阿嘉。大物賞には18キロ近いイソマグロを釣り上げた安里文勝さんが輝いた。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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