【中国時報】新型インフル、ワクチン量産を発表


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 台湾の製薬会社・国光生技はこのほど、新型インフルエンザのワクチンの量産を4日から開始すると発表した。1日25万錠ペースで生産し、9月初旬には500万錠を政府衛生署に納入する。臨床実験で安全性が確認されれば、11月から一般への接種が開始される。

 同社は、日本脳炎やインフルエンザのワクチンの製造を行ってきた製薬会社で、今年、新型インフルエンザ・ワクチンの製造に成功し、先に行われた政府の入札に参加。1錠の製造コストは400元(約1200円)以上だが、同社は199元(約590円)で落札している。
 専門家の中からは、同社の製造技術やワクチンの安全性に対する疑問の声も出ているが、新型インフルエンザのワクチンの製造を行っている国と地域は、世界でも12と少ないため、同社には東南アジアや中東から注文が殺到している。