【中国時報】1日3千匹食用に 猫の肉「不衛生」と専門家


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 香港の「太陽報」によると、広東省では1日に少なくとも3千匹の猫が、食用に供されている。特に潮州や汕頭には古くから猫を食べる習慣があり、法律でも禁止されていないためだが、食品衛生の専門家は、猫の肉は衛生的であるとは言い難く、食べるのは控えた方がいいと呼び掛けている。
 猫の肉は古くから滋養強壮作用があると信じられ、肉だんご鍋などとして食されているが、肉の供給源は不透明だ。店の中には、病死した猫や盗んできた飼い猫を客に出しているところもあるといわれている。
 多くは野良猫の肉だが、猫は残飯や生きた魚やカニなどを食べているため、体内に多くの病原菌や寄生虫を持っている。猫の肉の価格が羊よりも大幅に安いため、羊の肉に猫の肉を混ぜ、羊肉として売る悪質な業者も各地で見つかっている。