【中国時報】英検不合格で44人卒業保留 国立中正大学


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 国立中正大学では今年、在学中に英語検定に合格できなかったという理由で、学生44人の卒業資格保留を決定した。学生の中には卒業をあきらめ、高卒として兵役に付かなければならなくなった者もあり、学内からは憲法違反という批判の声も出ている。
 同学の規定では、卒業までに、学外で行われている英語検定の中級以上、もしくは学内で行われる英語検定の合格が、学生全員に義務付けられており、合格しなければ、卒業単位を満たしていても卒業はできないことになっている。
 学内には、この規定は今年の卒業生が入学した後に制定されたものであり、今年は適用するべきではないという声もある。しかし、検定合格を義務付ける制度自体には賛同者も多く、中には卒業保留になった学生に対し、「自分の不勉強を制度のせいにして甘えている」という批判も出ている。