【中国時報】5カ国の在外機関、来月末までに閉鎖 台湾外交部


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 台湾外交部(外務省)は今年9月末までに、南アフリカのヨハネスバーグ、パナマのコロン、ベネズエラ、ボリビア、バングラディシュの政府在外機関を閉鎖する。ロシアに設置を要請していたウラジオストクの駐在機関設置も見合わせる。

 外交部スポークスマンによれば、限りある予算を有効に活用するための措置であり、単に在外機関を撤退させるのではなく、今後、外交的に有用と見込まれる札幌やイスタンブールへの機関新設も視野に入れての措置だとしている。現在、バングラディシュに駐在している台湾の駐在員は、労働ビザが発行されないため、観光ビザで滞在。ビザの発給も許されていないため、在外機関としての機能を十分果たしているとはいえなかった。しかし、与党民進党の中からは、在外機関開設の難しさと撤退後の悪影響などを考え、廃止に反対の声も上がっている。