盆休みには家族そろって沖縄で釣りを楽しむ小川洋介さんの今年のテーマは、グルクンの泳がせ釣り。これまでは3日間の滞在のうち1日だけを釣りに充てていたが、奥さんも娘さんも回を重ねるごとに釣りが好きになり、今年はとうとう3日間とも洋上を漂う釣り浸りの休暇となった。
釣行2日目の14日は那覇から航程2時間余りの粟国沖に出た。前日に釣り置いたグルクンを餌に水深60メートルから120メートルに送り込む。攻めダナに応じてミーバイからカンパチまでを射程に収めるイメージだが、餌釣りの奥さんには最大2・3キロを頭に良型のシロダイが連発するものの、泳がせ仕掛けはすっぽ抜けが数回あった程度で音なし状態が続いた。
しかし午後になり北から南に走る潮流の向きが逆になると一変、餌釣り竿(ざお)は沈黙し、泳がせ仕掛けのグルクンが暴れるようになった。舞台は整い、この日最大のターゲット5・2キロのアカジンが小川さんにやって来た。深場のアカジンは薄いオレンジピンクで美しい。その直後、3日間にわたって手持ちで竿を出し続けた娘の知里さんにも4・5キロのアカジンが来た。
親子で楽しむ釣りは良い。女性も大いに釣りを楽しんでほしい。
【各地の釣果】
◎波の上タマン数釣る
久場政樹さんは波の上エスパーナ裏の離れ波止の小さなテトラからタマンを狙う。オキアミ餌のウキ仕掛けで、潮が走ると食いは良いという。台風後の8、10日と竿を出し、50センチから65センチクラスの中型タマンを数釣りした。
◎沖堤シイラ150センチ
16日、那覇沖堤のハシゴポイントでタマンを狙う上原繁さんに150センチのシイラがきた。「シイラがいる」という隣人の声にオキアミ餌のカゴ仕掛けを放り込み、サヨリ釣りの要領で巨魚に食わせたという。ハリスは7号、「30分遊べた」と上原さん。
◎伊江島沖ガーラ23キロ
グルクン船の楽しみの一つ、フカセ釣りで23・5キロのガーラがあがった。15日、伊江島沖に出た与儀学さんがハリス10号にオキアミを付けて流すと大ヒット。5号の磯竿ではなかなか寄せられず2時間半をかけて取り込んだ。(釣り船・第三いげい丸(電話)090(3795)7841
◎旬の半日体験コース
グルクンのトップシーズンをむかえた今、各釣具店主催の半日体験コースがにぎわっている。14日、マンモス丸半日ツアーに参加した大仲良龍君は、チービシ沖で52・5センチ、2・1キロのミーバイ(マダラハタ)を釣り上げ大喜び。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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