琉球新報社 監察院の王建〓院長は１７日、記者会見を開き、今回の台風８号がもたらした災害に対する政府の責任を徹底的に追及していくと表明した。１、２カ月以内にも結論を出し、処罰を行う。行政院院長（首相）も、調査対象とするとしている。
調査は、防災と救援活動の問題究明が焦点。防災対策については、過去にさかのぼって調査を行うため、「半年以内に結論を出す」としているが、救援活動の不備については、早急に結論を出す予定。王院長は、毎年台風が来るたびに、災害が繰り返されるのは、政府の無策が大きな原因だと、強く批判した。
調査委員会は、陳進利副院長により招集され、気象予報、国土計画、防災施設、防疫など、１０項目について検証する。注目の馬英九総統の責任追及については、監察院に総統の処罰を行う権限はなく、調査対象にはならないと述べた。
※注：〓は火ヘンに「宣」
