【中国時報】総統府機密費横領 前総統に実刑判決


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 台北地方裁判所は1日、陳水扁・前総統と呉淑珍夫人の総統府機密費横領事件で、呉夫人や子女らに、執行猶予の付かない実刑判決を下した。呉前総統夫人は、子女に対する判決が重すぎるとして、控訴する意思を明らかにしている。

 呉前総統夫人には偽証教唆罪で2年、長女・陳幸〓、その夫・趙建銘、長男・陳致中には、偽証罪で1年が求刑されたが、自白している上、後半で罪状を認めているため、2007年に施行された減刑条例により、それぞれ1年と半年に減刑された。
 捜査当局によると、呉前総統夫人は06年、子女らに公務とは関係のない支出の領収書を集めさせ、検察当局に対し、「父親の代わりに贈答品を購入したり、接待を行った費用で、公的支出だった」と偽証するよう指示。長女らも、この指示に従い、偽証したとしている。

※注:〓はオンナヘンに「予」