【中国時報】中台直行便が就航 双方37便、予想外の低迷


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 中台の直行定期便の第1便が8月31日、就航した。中台双方から37便が就航。大陸からの観光客の大幅増が期待されていたが、客席利用率は約6割と、これまでの定期チャーター便を下回ったため、早くも、不人気路線の取消などがささやかれている。

 この日、搭乗したのは、延べ1万1千人余り。中国からのツアー自体のキャンセルはなかったが、旅行客のキャンセルは少なくなく、参加者数は1団体30~40人から、20人に減少したものもあった。
 中台直行便は、週253便が就航する予定だが、すでに17便が運航開始を延期。中国の旅行社には、上海便の運賃を8千元(約2万3千円)に値下げするよう要求するところも出ている。台湾の旅行関係者は、10月1日以降の中国の大型連休に期待しているが、新型インフルエンザの流行が危惧(きぐ)されている。