【中国時報】グーグル、政府規制で業績低迷 中国地区総裁辞職


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 グーグルは4日、中国地区総裁で、本社の副総裁も兼任する李開復氏が、9月中旬に離職すると発表した。中国政府のさまざまな規制による業績の伸び悩みが原因とみられており、同社内に激震が走っている。

 李氏は4年前、マイクロソフト社から同社に転職。中国市場の開拓に力を尽くしたが、中国政府から同社の検索サイトは、違法なアダルトサイトへの接続を行っているとして、今年6月には接続を4時間停止させるなど処分を受けており、市場占有率も中国検索エンジンサイトの「百度Baidu」に大きく水を開けられている。
 本来、自由主義を社風とする同社が中国に進出した際には、中国政府に妥協したと批判する声もあった。同業他社が、中国政府への協力を強く押し出す中、積極的に協力の姿勢を示さなかったことが、業績不振の要因だともみられている。