【中国時報】尖閣運動の映画制作へ 完成後、各地で上映


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 中国の「中国民間保釣(尖閣諸島防衛)連合会」は3日、香港で記者会見を開き、過去40年の「保釣」運動を振り返る記録映画を制作すると発表した。完成後は、中国、台湾、香港のほか世界各地で上映し、尖閣問題に対する決意の理解を広げていきたいとしている。

 映画は、全10編で、1編40分。尖閣諸島の歴史的背景や世界各地の尖閣防衛運動、日中の外交関係の変遷などをたどっていく。尖閣諸島近海での撮影も計画しており、完成は1年後の予定だ。
 記者会見に臨んだ同会関係者は「抗日戦争でさえ、8年で終結している。尖閣問題は、2011年で40年になる。この映画が、問題解決の糸口になってほしい」と、本作にかける期待を語った。会見に臨んだ他のメンバーからは、日本の政権交代に期待する声も出た。